「LIMBOとは何?」
「LIMBOの魅力は何?」
「LIMBOはどんなストーリー?」
本記事では、LIMBOとは何であるのかや、魅力、ストーリーについて解説します。
また本記事は、ゲーム実況者キヨが実況した内容に沿って解説していくので、ぜひお楽しみいただければ幸いです。
LIMBOとは?
色彩のまったくないモノトーンの世界を舞台にした「LIMBO」は、セリフや会話が一切登場しない異色の作品であり、左右に移動し、ジャンプし、オブジェクトを動かすだけのシンプルな操作のゲームです。
このゲームの特徴的な点は、数時間程度でクリアすることができる点です。
同じ製作者が作った「INSIDE]や最新作の「COCOON」も同様に数時間程度でクリアできるので、初めてゲームをプレイする方にもオススメの作品。
一方でストーリーは謎に包まれた部分が多く、プレイヤーの間でさまざまな考察が生まれます。
「LIMBO]の公式サイトには、次の一文だけが説明されています。
「運命に逆らい、妹を探して少年は LIMBO の世界に足を踏み入れる」
LIMBOという言葉は、”辺獄”という意味合いがあります。
「原罪の内に(洗礼の恵みを受けないまま)死んだが、永遠の地獄に定められてはいない人間が、死後に行き着く」場所だそうです。
つまり、死後の世界を表しています。
辺獄という言葉を知らなかったキヨは「ここから天国だったり地獄にも行くのかな。」となにやら鋭そうな考えを残していました。
果たしてその考察は合っているのでしょうか。
ゲームを始めましょう
ゲームの開始直後、一人の少年がモノトーンの森の中で目を覚まします。
どうやら彼がプレイヤーキャラクターのようです。
これといった名前が存在しないので、キヨは「リン坊」というあだ名を名付けて旅に出ることにしました。
彼が妹を探しに行くのが、LIMBOの目的なのでしょうか?
BGMは基本的になく、環境音と効果音のみで、独特な世界観を生み出しています。
LIMBOの魅力
恐怖と緊張の世界観
私はゲームにストーリーや世界観は求めず、ゲーム性だけを求めるタイプなのですが、そんな私でもこのゲームの世界観には感動しました。
印象に残ったことは、恐怖感や緊張感もさることながら、プレイを続けて世界観に親しんでいく内に、「この世界は美しい」、「もっとこの世界を知りたい」という感情も湧いてきたことです。
多くの作品は、BGMの相乗効果でより恐怖感や緊張感を体験することができますが、本作はBGMが一切ないにも関わらずゲームをプレイしているだけでもこれらの感情が沸いてきます。
その他のレビューサイトでも書かれていますが、LIMBOの世界観はオススメです。
デスゲームなのに、復活地点が小刻みに設定されているのが新しい
本作はいわゆる「デスゲーム」です。
しかし、デスゲームとはいえ、難易度が高く、ストレスが溜まるゲームではありません。
というのも、アクション要素(コントローラーを上手に操作する要素)よりも、パズル要素(考えて解く要素)の方が大きいので、クリアの仕方さえ知っていれば簡単にクリアできます。
様々なアクションゲームをプレイしてきたキヨは、その経験を活かして難なくクリアしていたので、ゲームが得意な方にとっては非常に簡単な作品と感じるかもしれません。
また、たとえ道中で死んでしまっても、復活地点が小刻みに設定されているのでリトライしやすいです。
そのため、「世界観に興味はあるけど、難しいゲームは苦手」という人でも遊べるゲームだと思います。
アクションパズルの良作である
LIMBOでは、様々なシチュエーションで、小さなパズルを解いてゲームを進めていきます。
例えば、高い段差が登れない時、どこからか箱を持ってきて足場にします。
パズルのバリエーションも豊富で、同じ素材が何度も出てくるわけではないので、マンネリ化することもありませんでした。
中には初見プレイでは見抜けないようなギミックもあり、常に新鮮味のある体験をすることができます。
しかも、どれも少し考えれば解けるものばかりで、解けたときの満足感は、「ゼルダの伝説」シリーズに通じるものがあります。
よって、アクションパズルゲームとしても楽しめると思います。
LIMBOのストーリーを考察
LIMBOのゴールとエンディングがあります。どうでしょうか?正直、私は何も知りませんでした。
妹は振り返らなかったのでしょうか?振り向く直前、画面が暗転して主人公の方を振り向いたのでしょうか?
あの梯子はどこにつながっているのか?また、タイトル画面は、何年経っても同じ場所にあるのか?など疑問は尽きません。
逆に、以下のことが確認されています。
3時間ほどかけてクリアしたキヨも
「考察と謎解きとアクションの3つがごちゃごちゃになっているせいで全部わからなくなっちゃった!」
と嘆きながらも楽しんでいる様子でした。
「運命に逆って、妹を探して少年は LIMBOの世界に足を踏み入れるという」こちらの一文。
最後に見つけた人物が妹です。
LIMBO=辺獄、カトリックにおいては、天国と地獄の間に存在しているとされています。
洗礼を受けなかった者がたどり着くと言われています。
この世に戻ろうとする者がいます。
それを阻止して地獄に送ろうとする者がいます。
これらの3つだけです。そちら以外は抽象的なものです。
LIMBOの結末については、諸説ありますが、私はこれらの3つの要素によって語られる「主人公の復活、妹との再会」のエンドが、最も有力な結末だと考えています。
内容は以下の通りです。
物語の冒頭、少年が死んでLIMBOの世界に入ります。
生きている妹に会うため、彼は運命に逆らって辺境を脱出し、生き返り、妹を探してこの世界をさまよいます。
辺境の牢獄にホテルがあるのが不思議なので、中盤~現世を進んでいると予測され、そして妹を見つけて、エンディングを迎える。
私はこの様に思いました。
自分で考えたように書いていますが、こちらは実際にゲームをクリアした後、いろいろな人の感想をもとに私が勝手に想像したものです。
したがって、間違いも多いかもしれません。
この作品の結末については、プロデューサーから答えをもらわないとわかりません。
ただし、ストーリーの解釈を選手に委ねて、意味深なシーンを見せて考えさせるやり方もありです。
おかげでいろいろな解釈を見ることができました。
LIMBO考察・魅力・ストーリーまとめ
LIMBOとは何であるのかや、魅力、ストーリーについて解説しました。
LIMBOに興味のある方は、是非プレイしてみてください!